背中越しに何を言おうか、

おとといあたりからぐだぐだ言ってましたが、iPhoneアプリのレビュー(?)はこんな感じになりました。
一度断念しかけたのは、このアプリの紹介文が英語で書かれていて、それが翻訳できなかったからです。
いろいろひらきなおって、自分が購入する立場だったら、知りたいと思うこと、操作の簡単さなどを紹介しました。
技術に関しては、わからないので触れていません。


というわけで、書き終えて気持ち楽になったところで、01:25就寝、09:45起床。
鮮明にばかばかしい夢を覚えていたので首をかしげつつメモ。バウムクーヘンの夢だった。


夕方、ここのところずっと読んでいた本を読了。
ハッカーと画家」でした。某所では話題になったみたいですね。
以下に読書感想文。
レビューって言われなかったし、読書感想文苦手なのでぐちゃぐちゃです。
ネタばれほぼなし(結果的に)。興味がない方はすっ飛ばしてください。


ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家」読書感想文

答え合わせをした、か、整理をしてみた。


著者の一人称で書かれた私小説のよう。
文章のリズムが楽しい。
書かれていることは、ハッカーの考え方。どうふるまえば勝てるのか。
脚注を読んでも索引を読んでもわからないことはたくさんあった。
わからないのは用語や、技術的なことだったから、それはこれから理解していけばいい。
もし専門がまるで違うなら、自分の専門の場合に置き換えればいいんだろうな。
あいにく自分は、専門の場合に置き換えて考えることがうまくできないのだけど。
(そもそもどこを想定してたんだろう? どの立ち位置を選ぶかで変わってくる、もちろん。)


著者から見える世界が、自分の思い描いたそのとおりだとまったく思えないので、いつもの読み方ができない。
(著者自身になって、その目で物を見るように。その頭で考えるように。絶対に思考が一致するとは限らなくて、でもそれすら楽しい)
一人称であっても、著者の手ほどきで物を見ている状況では、まだ自分の思考が隣にあって、フィルタがうまくかけられない。
そもそも、同じものを見るのに自分は別になくちゃいけなかった。
そうしたらものすごく疲れてしまった。
それで、対話形式で読んでいくことにしてやっと読めるようになった。
「〜じゃないかい」と問いかけられたとき、「そうですね」と答える、肯定あるいは否定の根拠になるような事例を探して。


「こうすればいい」と呼ばれる手段は、意外なことに、実践された事例をたくさん知っているんだ。
「こういう気持ちになる」のも。
気をつけなければいけないのは、それは結果として自分がやるはめになった、実感することになっただけの事例だってこと。
「こうすればこうなって、うまくいかないことはあれで、だから…」
一から十まで考えていたのは別の人だってこと。
やることなすことに触れただけで、知ったふりをしてしまいそう。
知ったことを抽象化して、自分の目の前のことに適用するには、きちんと考えないといけない。ほら、昨日と同じこと言ってる。


たくさんのことを知ってることがアドバンテージになる、知ってるはずだった。でも自分は何を知ってたっけな。
言葉にして説明できること、にするとずっと少なくなる。
(例えば、マッサージの仕方、とか。冗談だけれど)


答え合わせを進めていくと、自分からの行動の少なさに笑う羽目になった。考えて動くこと。
わかってはいたから、ブログには吐くことにしたのかな。
更新回数が異様に増えた背景。気が急いたとかだろう、どうせ。


もうひとつ知っていたはずのこと。
自分が、自分よりもすぐれた人の見ているものを見ようと思ったら、できるかぎりその人と共有する財産を手に入れればいい。
物理的な距離を縮めたっていい。
同じことを考えるのは難しい。無理かもしれない。
けれど、自分が素敵な考えを持って行動したときには、すぐれた人はそのすばらしさに気づいてくれる。
(自分は一方的に甘えまくって、物理的な距離ばかり縮めてきた。だから恩返しはかなわないだろう、と言った)

確かこの本のある一章だけ、以前に読んでいる。
(ここで、この感想文を書くためにはじめて本を開いた。そんな状態で書いている文だから、気にすることはない、借りるとかして、本を読んでしまうのが早い気がする)
そうそう「普通のやつらの上を行け」だった。
ちょっと奇妙な状況で読んだ記憶がある。仕事中だったか。
これを読んで、「え?」と思った。
それで興味を持ったなら、本を読んだ方がいい。
責任は取れないので、「これを読んで買った」は無し。
ある章は公開されていたはずだし、それを読んで決めるのはどうか。


感想文では触れなかったけれど、デザインの話、コンピュータの話、歴史、事例は山ほどある。
知っておいて損をすることはないと思う。


ちなみに答え合わせの結果は、自分で考えて行動していないのでほぼ0点だった。

蛇足

余計なことをたくさん書いたのは、この感想文に自分の主観が影響していることを言っておきたかったから。
自分でもあまりしない読み方だったから書きとめた。
で…ほら、やっぱりまとまってないじゃないか。