smalltown

title: [smalltown] words [smalltown]s outline
 
ここ4日くらい、日付が変わって4時間くらい経ってから寝る羽目になっていました。
しんどいけど、自分のやりたいことやってるせいだから、仕方がない。

何をしていたかって、小説を冊子に編集する作業です。
自分の書いた原稿用紙257枚分の校正をしつつ、
読みやすいようにルビをふるとか、
ページの都合で内容が変わらない程度に削除したりしましたが、
なんとか写真のような形になりました。
ただのコピー用紙に印刷して閉じただけですが、両面で38枚。
2年2か月書いてればそんな量にもなりますか…。

タイトルは[smalltown]です。
深い意味はなく…どちらかと言うと舞台のことを指している言葉にしました。
写真(デジカメで撮った写真が重いので圧縮しました)の一枚は
本文を写したもの…あらすじと言えないキーワードが載っています。

この話が紙の上で書き終わったのが2008年1月18日らしいので
(ノートに書いて、修正しながらパソコンに打ち込んでいたので)それを考えると、
初めて読んでもらって評価をいただいたのが今年2月5日…遅いくらい?
けれど、この初めて読んでもらったひとと言うのが、その、
映画の脚本書くわ、絵コンテ切るわ、監督やるわの、信頼に値する人間でして。
自分の仕事の評価を下すひとを選ぶのは良くない事かもしれないけど、
何を言われても正しいと思える人間だから頼んだわけで。
これから読んでもらうひとの感想ももらえたらすごくうれしい。
でも、今回読んでもらうために努力しようと思えたのは、その人の感想があったからです。

作品自体に触れておくと、
話の中で流れる時間は二日、ですが、
主人公が振り返った過去の話も入り乱れて、
結末は最初から決まっているものにひたすら進みます。
最後にはこうなるとわかっていても、わかりきっているからこそ、
どうしてそれを正しい答えとして選べたのかな、
どうしたらこの選択を納得できる/してもらえる、か。
そんなことを考える、夜明け前から朝になるまでの時間を書きたかった。
あまり幸せなことは書いていないのかもしれませんね。
恋愛小説ではなく、家族を書いたと言った方が正しいかもしれない。
心情をなるたけ丁寧に追いかけたつもりです、行き当たりばったりでも。
映画を撮ってる気分で作りました。
常に自分の予想を裏切って、もう少しだけ背伸びし続けたつもりです。
ネタ貧乏性というか、いくつも思いつくときほどあんまり考えてないときなので、
背伸びをする手段にひとつきりの変なものしか用意できなかったことに安堵しています。

今回の冊子は、中学時代からの友人(彼女は小説も絵も描くひと)に献上するつもりで
作ったのですが、もう何冊か作って他の友達にも読んでもらおうと画策中です。
HPの方にも掲載するつもりでいますので、しばしお待ちを。