繋がっていた。

[smalltown]第3.5章 49/50、第4章 51/52、第5章 53/54 を公開しました!
以上で[smalltown]、全55話完結でございます。
一番上↑のタイトルクリックで、[smalltown]49に飛びます。


ええと、第3.5章。その0.5はなんなんだという。
編集中にここに区切りを設けようとして、でもそうするととても短くて、とても大事な話だから、
こうなったんだと、思います。…上手く言えない。
この章だけ、携帯電話で書いて未送信メールに保存していました。
いつかこの話、シーンが必要になるって信じていたのか、な。

話を書いていた期間を思うと、なかなかいろいろあったはずなのですが、
今はそこまでひとつひとつを振り返る事柄もないように感じてしまう。
[smalltown]の作中でだって、結局登場人物たちのその「感覚」は変わらない。
その時でしかできないこと、今思えばわかること、もうわからないし確かめられないこと、
すべてが自分を作り上げて、後戻りはしようにもできないね、
…その実感を、時間軸上に縛られていつだって味わうはめになる。
だから、吐き出してやり遂げて後悔はしたくないと思い続ける。
書きたかったのはその意志の強さ、なのかもしれない。


作品を以前、冊子に編集する作業中に聴いた音楽は、
GRAPEVINEの「smalltown,superhero」。
(アルバム「From a smalltown」収録)
この曲にはとても助けられました。いつまでも聴いていたいと思えた。
[smalltown]のタイトルはこの曲をリスペクトしたものです。
繋がっていると、おこがましくも信じている。