白河夜船。

08/07/27


今日はテストやなんやかやで中断していたプログラムと、
また別のお仕事をする予定だったのに、
なんで私は文庫本を手にしているのでしょうか。

読んでいたのは、吉本ばななさん「白河夜船」(新潮文庫)。
何故この本を選んだのかはわからないのですが、
たぶん、私は表題作を気に入っていて、
今日もこのお話を読んでました。
昨日の夜、眠るとき、左足のつけねがじくじく痛んで、
寝返りを打っても治らず、しょうがないなあ、と思って寝たんです。
それでか、今日は左の膝がうずく。
ここ最近の日記は、書く頻度が上がったせいもあるのか、
疲れとか身体の変調について、続いてるように感じられて。

眠ってばかりの時期が、私にもあった気がする。
高校3年の時かな。すごく早く寝てた。
受験勉強はかなり直前までしてなかったけど、
23時にはベッドの中だった。寝てばかりで、怒られた記憶がある。
このときは、それ以前よりはましだったと思うのに、
何に疲れてたんだろう?

祖父を先月に亡くした、母親も今は元気を取り戻したと思う。
私はそれほど苦しんでは、いないので、また別の原因だろう。
とりあえずそのはずなんだけれど…
「白河夜船」の主人公の設定について、
自分のことを、重ね合わせると何か、思わなくもないわけで。
私は恋愛をしていないけれど、そういうことではなく、共感をしてしまう。
普段、イタコのように、その台詞を口にした人物になりきる、
そういう読み方をしている。
だから、共感よりも人物につられたから泣くことの方が多い。
境遇は、共感するものでは絶対になかった。
泣きはしなかったけれど、こう感じてしまったことを
悔しく思うから…これではっきりしたんだ。

少なくとも「最近テストのための徹夜つづきだったから」、
なんて言い訳を置いておいて、眠るつもりはなくなった。
申し訳ないけれど、堂々眠らせていただくしかない。
そうして、きっかけが、与えられるものであっても、
自分から掴むものでも、訪れるように待つしかないみたい。
彼女のように眠り続けはしないけれど、目が覚めるように。