her Majesty

(仰々しいタイトルですが、お気になさらず。)
23:55就寝、10:20起床。
宣言通り髪を切ったわけですが、そこで美容師さんからおもしろい話(体験談)を聞いて、なんだかふっきれた。
まずいまずいとずっと考えていたことを、あっさり肯定され、かつ根拠を示してくださったので。…ちょっとこれも大げさだな。
つまりストッパーが外れた、のかな。お話の上で。いつかきちんと形になって書かれることでしょう。


髪を切ったのは、今後写真を撮る機会があるのと、友人と会う約束をしたため。だから多少身なりに気をつけようね、という。


今現在、友人と私との接点を探っても、同級生/クラスメートであった事実しか見つからない気がする。
10年ちょっと前に絵を描いていたとか、同じゲームがすきだった、とか。それでもほぼ毎日会えていた。
6年前くらいからはメールで連絡。下手すれば半年くらい音沙汰なし。
通例で半年に1度会う。今回は、イレギュラに会えることになった。
これだけ会わなくて、なぜ堂々と友人だ、と思えるのかと…ふと疑問に。多分、毎日会ったり話せていた4年の間に結構いろいろあったからだろうな。


ホームページやらインターネットやら、そういうの全部この人が目の前でやってて、教えてくれた。
メモ帳でHPは作れることを、事実として知っている。当時小学生の友人がやっていたのを、自分は見ていたから。
もっと前に、家の(パソコンはなかったので)ワープロでフリーペーパー作ってたっけ。ローマ字まだわかってなくて、かな入力でのろのろ打っていた。印刷はインクリボンでした。まだどこかに残ってるかもしれない。
お話はその頃からずっと書いてる。
中学の後半にようやくうちにもパソコンが導入されて、メールやメッセンジャーで話すのが普通になった。
声優にあこがれてだったか、MDも使ったけど、マイクでパソコンに録音したり。編集したのは友人。
…上に挙げたほぼすべてのことが、友人が発案して、自分や他の友人とで手段を講じて、一緒にやってきたこと。
自分は最新のツールなどには疎くて、メッセンジャーとか、そもそも誰かが教えてくれなければきっと、PCに興味なんか持たなかった。


「それおもしろそう!」な提案をする友人の、自分相手の(ふわふわの)議論で煮詰めてからの行動力はすごい。
よくよく考えたら、むちゃもかなりしてただろうし。おそらく多くの提案が、完成には至らなかったと思うんです。
それでも、やることやって、楽しかった記憶しかない。毎日毎日、なんでそんなにいろいろ思いついたんだろう?


ここまで来ると、私がこの人を友人だ、と言い張っていたいだけみたい。
ではむしろ、ずうずうしく主張しよう。これが私の友人です。


最近は、経過を知らないまま結果だけを知らされて驚くことも多い。これだけ離れていて、目標の変遷をすべて知っていたらおかしいか。
ああでも、成果を知る機会を与えてもらえているのはうれしい。遠慮しなくていい相手だと認識されて、事実そう言葉にされる。
…離れたからわかったことなのかも。

愛する――それはお互いに見つめ合うことではなく、一緒に同じ方向を見つめることである


上の言葉はサン・テグジュペリの言葉らしいです。
一緒に同じ方向を見つめて、同じものが見えるかどうか、見えたとして見え方がどう違うのか、それを知りたいと思う人であるのは確か。
もっとあっさりめで、ではあるでしょうが。重みが全然違う。
大事なことが目の前にあるとき、一番に放り出していい存在であってほしい。
というか、それ以外見えなくなるものなんだろう。重みが変わる。平静を取り戻したころに思い出すくらいでいい。ときどきでかまわない。
自分も同じことをするだろうから。


もちろん間違ってないけれど、かつて同じ方向を見ていた人間は、自分にとって、尊敬する相手です。だから敬愛なんだ。
となりにいさせてくれてありがとう。できればときどきは君の恋人押しのけさせてください。
これからも(変な大人になってしまった)自分の、友だちでいてください。


公開告白になってしまった…。嘘はないから、堂々としておく。