MacPortsアンインストール/homebrewインストール

Mac OS Xでのパッケージ管理システム、MacPortsのアップデートがあんまりにも重いので「重いよー」と音を上げた自分とMacBook2,1(Late 2006)。
id:kumorihareが見かねて「homebrew」を紹介してくれたので、ちゃっちゃと乗り換えました。
住処のMacBookと自宅のiMacでインストールしてみましたが、今のところいい感じ。
iMacに至ってはインストールして1時間程度ですが、手伝ってもらってTeXも以前と変わりなく使えるようになりました。これが一番危惧していたこと。
C++プログラムも実行できたので、問題ないと言えるでしょう。
いつか自分で再現することもあるかも、というわけで、以下「記録」兼「手順詳細」です。

必須条件

    • Xcodeがインストール済であること

これがないとダメなので。Macでプログラムを書いていらっしゃる方はインストール済だと思いますが、一応。

MacPortsアンインストール

まずMacPortsを消さないと競合してしまうらしいので、さくっと削除します。


1.[アプリケーション]→[ユーティリティ]→[ターミナル]を起動します。


2.表示された画面(ターミナル)に以下のコマンドを入力して実行します。

$ sudo port -f uninstall installed

 パスワードを求められたら入力してください。
 うまくいかなかった場合はいちいちアンインストールすることになるのでしばらく様子を見てください。
 /opt/local/ディレクトリは削除してかまわないはずです。


これでMacPortsは削除できました。

homebrewインストール

インストールは、ターミナルに以下のスクリプトを入力して実行するだけ、です。

$ ruby -e "$(curl -fsS http://gist.github.com/raw/323731/install_homebrew.rb)"

==> Installation successful! が表示されたら成功です。

homebrewでパッケージのインストール

MacPortsと一緒に、今まで使っていたパッケージもアンインストールされてしまいました。
とりあえず自分はgitが使いたいので、インストールします。git以外も手順は同じです。


1.インストール可能なFormulaを探します。
 ターミナルを起動して、以下のコマンドを入力します。

$ brew search git
git git-hg git-ssh magit
git-extras git-multipush git-subtree stgit
git-flow git-sh git-utils willgit

 homebrewではパッケージのことをFormulaといいます。
 このコマンドでは、gitをインストール可能なFormulaを探して、表示してくれます。
 「git…」という名前のFormulaが複数表示されました。


2.Formulaを指定してインストールします。
 つづいてターミナルで、以下のコマンドを入力します。

$ brew install git
==> Downloading http://kernel.org/pub/software/scm/git/git-1.7.3.tar.bz2
######################################################################## 100.0%
==> make prefix=/usr/local/Cellar/git/1.7.3 install
==> Downloading http://kernel.org/pub/software/scm/git/git-manpages-1.7.3.tar.bz
######################################################################## 100.0%
==> Downloading http://kernel.org/pub/software/scm/git/git-htmldocs-1.7.3.tar.bz
######################################################################## 100.0%
/usr/local/Cellar/git/1.7.3: 945 files, 18M, built in 30 seconds

 これでgitがインストールされました!


3.インストールしたFormulaの確認をしましょう。
 以下のコマンドを入力すると、インストール済のFormulaが確認できます。

$ brew list
cmake git-ssh jasper libtiff pkg-config
git gtest jpeg opencv tbb

 /usr/local/bin/でも確認できます。


 [-l]オプションをつけるとインストールした日付が表示されます。

$ brew list -l
total 0
drwxr-xr-x 3 crosshope staff 102 9 25 20:31 cmake
drwxr-xr-x 3 crosshope staff 102 9 25 20:48 git
drwxr-xr-x 3 crosshope staff 102 9 25 20:49 git-ssh
drwxr-xr-x 3 crosshope staff 102 9 26 12:13 gtest
drwxr-xr-x 3 crosshope staff 102 9 25 20:38 jasper
drwxr-xr-x 3 crosshope staff 102 9 25 20:38 jpeg
drwxr-xr-x 3 crosshope staff 102 9 25 20:37 libtiff
drwxr-xr-x 3 crosshope staff 102 9 25 20:44 opencv
drwxr-xr-x 3 crosshope staff 102 9 25 20:37 pkg-config
drwxr-xr-x 3 crosshope staff 102 9 25 20:39 tbb